専業主婦の子育ても大変?専業ママが求めるものは?0、3歳児ママが解説

今回は、専業主婦の子育て (とくに0~3歳の未就園児)について紹介していきたいと思います。







そんな疑問に答える記事です。
この記事を読めば、専業主婦の子育て (とくに未就園児)のリアルがわかります。
結論から先に言うと、専業主婦の育児は想像よりもかなり大変でした…
何が大変なのか、体験談を交えながら説明していきます。
また、専業ママが求めているのは「1人になる時間」なのですが、そのことについても解説します。
実際に0歳と3歳の息子たちを育てているアラサーママが書きました!
この記事のポイント
- 小さな子どもを持つ専業主婦の実際がわかる
専業主婦の子育ては想像よりも大変
「かわいい子どもとずーっと一緒にいられて幸せそうだな」
妊娠中や、息子がまだ0歳、1歳のころはそんなふうに思っていました。
でも息子が成長するにつれて、そんな思いは少しずつかわっていきました。
今は、
「たしかに幸せだけど、その幸せを感じるまでに数多くの苦労がある。きついときは苦しくて苦しくて、息がしづらいこともある」
そんな感じです。
何がそんなに大変なのかというと、以下のとおりです。
ココが大変!
- 1日中子どもとずっと一緒
- 専業主婦が子どもを預けるのは困難
- 専業主婦の2歳差育児はかなり過酷
- 家事と育児の報酬はゼロ
- 身近に相談できる育児のプロがいない孤独感
- 毎日子どもとどう過ごすかを自分で考えるという地味に過酷な仕事
- 子育て中の専業主婦の味方はいないの?
1つずつ説明していきます。
1日中子どもと一緒で切り替えがないのが苦しい
朝起きてから夜寝るまで常に子どもと一緒の毎日。
というか寝ているときも夜泣きやミルク、授乳などがあるのでずっと一緒です。
「ずっと一緒」
文字だけ見ると、働かなくていいしとても幸せそうですが、現実はかなりストレスフル。
「〇時になったら子どもと離れて何かに集中できるからがんばろう!」
という切り替えができません。
仕事や学校のように、「通勤・通学時間」や「昼休み」などもなし。
トイレ、歯磨き、お風呂、道を歩くとき、電車やバスに乗るとき…
1人になる時間がなく、どんなときも全部子どもと一緒です。
都内の超満員電車で通勤する夫の通勤時間さえも、1人になれていいな、うらやましく思える時期もありました。
ずっと気も張っていて、心も休まる隙がありません。
専業主婦が子どもを預けるのは困難
専業主婦でも、子どもを預けることはできるにはできます。
例えば、次のような選択肢があります。
- 一時保育
- ファミサポ
- 認可外保育園
- ベビーシッター
しかし、いろいろな問題点もあって、どれも利用までのハードルはけっこう高いです。
- そもそも予約が取れない!コンサートチケット並みの争奪戦!!
朝の9時に電話予約開始だったとしても、まず9時にはつながらない - ずっとかけまくって、9時15分にやっとつながったとしても、すでに定員オーバー
- 協力者 (子どもの面倒を見てくれる人)は、誰にあたるかわからない
資格や専門的な経験なしの、いわゆるふつうの人の場合も - 登録には、子ども同伴不可の数時間の説明会を受講する必要があり、登録自体が困難 (自治体による)
- 園や地域によっては、働いている人優先の場合もある
- そして保育料が高い!
専業主婦の場合、幼稚園入園前の3歳児でも、当然ながら幼児教育無償化「月額3.7万円までの利用料無償化」の対象にはならない。 - まわりの目が気になる場合も
- 専業主婦が利用するには、ちょっと敷居が高い
業者のホームページを見ても、「働くママ向け」という印象がかなり強い - 利用料は1時間1500円~プラス手数料と、当然ながら高い!
しかも、いずれの場合にも事前予約が必須です。
ベビーシッターなどは数日前~当日 (オプション料金でかなり高額)もOKな場合もありますが、一時保育などは1ヶ月前の予約が必要なことがほとんどです。
自分の急な発熱とか、リフレッシュしたい欲求とかって、コントロールできるものじゃないですよね。。。
基本的にはそういうことがあっても我慢して、自分でなんとかして育児し続けるしかないのです。
これから書きますが、私の場合、特に下の子が生まれてからの未就園児2人を見る生活はとても苦しく、専業主婦でも子どもを気軽に預けられる環境がないと、本当にきついと感じました。
専業主婦の2歳差育児はかなり過酷
長男が2歳半のときに、次男が生まれたのですが…
0歳児と2歳~3歳児を1人で見るのは、想像以上に過酷でした。
上の子は精神的に不安定になるし、動きたいさかりなのに下の子の授乳などもあり、外遊びも制限されてしまう。
下の子も0歳のころは心の安定根をつくる大事な時期なはずなのに、しっかりかまってあげられない。
泣いてもすぐに対応してあげられない。
- 子どもたちの泣き声や涙、鼻水
- 床に散らかるおもちゃ、おむつ、哺乳瓶
- たまに抑えきれなくてあげてしまう怒鳴り声、私の泣き声
いろんなものでグチャグチャな状況が、朝から晩まで、毎日続きます。
上の子にも、下の子にも、中途半端になってしまってちゃんと育児できている気がしない。
こんなのでいいのか?だめだよね。
でも手、足、口、全てが足りない。
一体どうしたらいいの?
と自問自答する日々。
- これ以上こんな日々が続くとそのうち手をあげてしまう
- こんな精神状況での育児は子どもにとって悪影響かもしれない
そう思って、専業主婦でも預けられる認可外保育施設を探し、上の子を週に1,2回、短時間ですが預けることでなんとかしのぎました。
費用は補助もないので、3歳児で週に2日、各4時間で1ヶ月に3万弱。
2人連れて児童館や公園に出かけると、赤ちゃんだけ連れてきていて、上の子は2歳・3歳で保育園に預けているんです、という育休中のママに出会うこともしばしば。



専業主婦の場合、自力で2人見ることになり、赤ちゃんともゆったり過ごせません。
保育料も高いので、育休中の保育園はうらやましいな制度だな、と思ってしまい、そんなことを思ってしまう自分がとても嫌になりました。
未就園児2人育児の場合は特に!!!
2020年4月、上の子が幼稚園に入園したので、今は少し余裕ができました。
コロナの影響で入園が延期になり、やっと終わると思っていた未就園児2人はまだ続いています。。。
専業主婦の仕事は家事と育児。でも報酬はゼロ
育児と家事に追われる日々。
でも当たり前ですが、それに対する金銭的な報酬はありません。
- はじめて歩くのを自分の目で見られた
- 息子が「ママとずっと一緒でうれしい」と言ってくれた
こんなふうに、たまには子どもからのうれしいプレゼントもあります。
子育てにお金を求めることはおかしいのですが、でも基本的には一生懸命やっても何もありません。
働いていたときのような目に見える収入とか、客観的な評価とか。
そういうものが皆無な日々が2年も3年も続くと…
突然情緒不安定になってしまうこともあります。



毎日子どもとどう過ごすかを自分で考えるのが地味に過酷
けっこうきついのが毎日子どもと何をして過ごすのかを考えること。
赤ちゃんのころは毎日おうちでもいいと思いますが、ある程度歩くようになったり、いろんなことが分かるようになってきたりすると、ずっとおうちで、というのは厳しくなってきます。
子どもの発達・成長のことも考えて、自分でどんな毎日を送るのか考えなければなりません。
たとえば・・・
- 公園
- 児童館
- ママ友の子と遊ばせる
- 習い事 (プール、リトミック、体操、幼児教室など)
私の場合、習い事を始めてから少し楽になりました。
でも週5フルで予定が白紙のときは、今日はどうしよう、息子を満足させるためにはきのうと同じじゃだめだ…と考えて辛くなることがありました。
いろいろ考えても全部そのとおりにいった試しはありませんが…



さらに!!
たまに息抜きしようと思ってネットや育児雑誌などを開いても、逆に落ち込んでしまうこともありました。
書いてあるのは、「保育園はいいところ」ということ。
保育園に預けると…
- いろんな刺激が受けられる
- ママとはできない遊びができる
- 栄養たっぷりのごはんが食べられる
- 日中、理想的な生活リズムで過ごせる
- おともだちがたくさんできて社交性が育つ
今は働くママが多いので、応援するためにこういう特集が組まれているということは分かります。
でも、精神的に追い込まれているときに見てしまうと…
とひねくれた見方をしてしまい、アレコレ不安に駆られ、もっと充実した毎日を送らなければとプレッシャーに感じることもありました。
身近に相談できる育児のプロがいない孤独感
保育園ママや幼稚園ママならば、子どもの様子をよく分かっている保育士や幼稚園教諭と一緒に、二人三脚で育児ができるかと思います。
孤独に育児をしています。
自分から保健センターに育児相談希望の連絡したりするのって、大事になっちゃいそうでなかなかできないですよね…
子育てで疑問や悩みがでたときに、自分の責任だ、全部自分でどうにかしなきゃ、と抱え込んでしまって、ノイローゼや鬱などに苦しむ可能性だってあります。



職員さんはケンカの仲裁、おもちゃの管理、イベントの準備などをしたり…といった感じで、ママが自分で子どもを見るのが基本です。
ことば、食事、排せつ、ちょっとした発達の気がかりなど。
自分1人だけじゃなくて、子どものことをよく分かっている誰かと一緒にやっていけたら、もっと心が楽になるのにな…と思うことが何度もありました。
専業主婦の味方は…?
今は女性活躍の時代ですね。
夫の勤める会社でも、ワーママが子育てしながら働きやすいように、女性活躍支援にかなり力を入れています。
例えば在宅や時短勤務だったり、3年間の育休制度だったり。
子育ても仕事も頑張るママが、両立しやすい環境をつくる。
これは必要なことだし、とても素晴らしい取り組みです。
育児も仕事もこなすママは本当にすごいと思うし、一生懸命がんばっているママがたくさんいるのは知っています。



でも決して働くママではなく、完全に会社側の問題なのですが…
夫の会社の場合まだ制度が不十分で、仕事の負担が一部の属性の人たちに偏ってしまっている状況です。
専業主婦家庭の夫も穴埋め要員の1人。
- 「君の奥さんは専業主婦だからいいだろ?」
- 「奥さん、働いてないんでしょ?」
ということで、かなりの仕事を任されている状況で、毎日の帰宅は22時~24時あたり。
ワーママ向けの制度などは充実して利用する方も増える中で、専業主婦である私は…
唯一のサポーターである夫が育児に参加できなくなることによって負担が増していく一方。
誰も助けてくれない。
専業主婦は1人になる時間を求めている
自分の経験や実生活でのまわりのママたち、Twitterでの育児中の専業主婦仲間を見ていて思うのは、
ということ。
専業主婦は働いていないんだから、家事も育児もやって当たり前。
確かにそのとおりです。
でも…
でも….
専業主婦だって、1人になる時間が必要なんです!!!
そうしないと壊れてしまいます。。。
- 1人で道をただ歩く
- 1人で何にも邪魔されず歯を磨く
それだけでもいいんです。
心がリセットできて、新たな気持ちで子どもと接することができるようになります。
贅沢を言うと、次のような環境で子どもを預けられたら最高です。
- 定期的に
- 一般家庭でも躊躇せずに出せる料金で
- 担任制みたいな感じで育児のことをシェアするパートナーができる
専業主婦ママ、とくに未就園児、さらには未就園児を2人以上かかえているママのストレスは半端ないです。
今後少しでも、預けられる環境が全国的に整備されていくことを願います。
専業主婦でも育児は大変!まとめ
専業主婦の子育て、とくに0歳~3歳の未就園児をもつママが大変なことについて、体験談を交えながらまとめました。
簡単に整理すると、次のとおりです。
専業主婦の子育て、ココが大変!
- 1日中子どもとずっと一緒
- 専業主婦が子どもを預けるのは困難
- 専業主婦の2歳差育児はかなり過酷
- 家事と育児の報酬はゼロ
- 身近に相談できる育児のプロがいない孤独感
- 毎日子どもとどう過ごすかを自分で考えるという地味に過酷な仕事
- 子育て中の専業主婦の味方はいないの?
子育て中の専業主婦が1番求めているものは…
もしこの記事を読んでいる専業主婦家庭のパパさんがいたら、ぜひご協力をお願いします!
毎日のお仕事、おつかれさまです。
大変なのは重々承知の上、お願いです。
奥さんを少しの時間でいいので1人にしてあげてください。
専業主婦で育児を頑張るママの1番の見方は、家族であるパパさんです。
ママの心が削れてなくなってしまう前に、どうか救ってあげてください。
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